スタバでマイジョッキを使ってみた話

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みなさんご存知スターバックスコーヒー、通称スタバ。利用したことがある人も多いでしょう。あそこへ「マイカップ(ジョッキ)」を持ち込んでみたとき(2015年)の話です。

スタバのカップ持ち込み制度

スタバでは「環境への取り組み」としてカップの持ち込み制度を設けています。

ドリンクをご購入の際、ご自分のタンブラーやマグカップをお持ちいただくと、資源の節約にご協力いただいたお礼として、22円値引きいたします。

スマートに楽しむ / タンブラー – STARBUCKS

この制度、スターバックスで販売しているタンブラーだけでなく、基本的にどんな容器を持っていっても詰めてくれるようです。あるとき(2015 年末ごろ)大学の寮の先輩から「スタバのドリンクチケットやるから、スタバでドヤ顔しながら仕事(写真編集)してくれ」と言われたので、せっかくなので試してみることにしました。

ドリンクのサイズに合わせたジョッキを選ぶ

当時行った札幌駅のスターバックスコーヒー

当時、先輩から 500 円分のチケットをもらったので、少なくともそれは使い切ろうと思いました。店員さんに「一番でかいサイズのドリンクはなんですか」と聞いたら「ベンティですね」と教えてもらったので、ベンティサイズで 500 円を超える一番安いメニュー(多分、キャラメルフラペチーノ、560 円ぐらいだった気がする)を注文することにしました。

このとき、ベンティサイズの容量がわからなかったので、店員さんに尋ねました。「ベンティサイズってどのくらいの大きさですか?」と。店員さんはなれた手付きで紙カップのセットを出し、「ベンティサイズはこれですね」と示してくれました。なんとわかりやすい。私はてっきり、容量(xxx mL)で答えてもらえると思っていました。さすがスターバックスです。

そこで私は店員さんに「実はマイカップを持ってきたんですけど……」と告げ、「どのサイズのカップが適当かわからないので確かめてもいいですか」と言いながらカウンターの上にジョッキを大、中、小と並べました。今でもこのときの店員さんの切り返しが忘れられません。

「まあ、素敵なマグですね!」

いや、さすがだな、と。スターバックスの店員はよく訓練されている。ほんとにスゴイ、と当時思ったものです。

画像はイメージ。実際に持っていたジョッキとは違う。

店員さんはベンティサイズの紙カップをそれぞれのジョッキと比べながら「中サイズがいいですね」と教えてくれました。丁寧に教えてくれた店員さんに感謝しつつ、これでお願いします、と中ジョッキを渡して横のカウンターで出てくるのを待ちました。

カウンターでサーブしてくれた店員さんには「お待たせしました。いつもお使いなんですか?」と尋ねられ「ええ、いつもこれで(水を)飲んでいます」と返しました。今思えば、あれは「いつも(スタバで)お使いなんですか」という質問だった気がします。あの店員さんは私をいつもこんなことしている人だと思ったに違いない。違います。たまたまです。

ドリンクを楽しむ

そんな感じで見事にジョッキに注がれた「キャラメルフラペチーノ ベンティサイズ」が出てきました。正直デカイ。なんか注文時に見せてもらったベンティの紙カップよりもたくさん入っているように見えた(※ ジョッキの容量は 720 mL、ベンティサイズは 590 mL)ので、ひょっとしたら店員さんがホイップ部分をいい感じに増しといてくれたのかもしれません。これって何キロカロリーあるんですかね。

ドヤ顔しながら作業している様子

飲み切るのに結構時間かかりました。このとき実は、研究室の先輩が面白がってついてきていたので、二人で適当に雑談とか作業しながらいたのですが、一人で飲んでいたら寂しくて泣いていたかもしれません。あんまり早く飲むと冷たくてお腹を壊しそうで大変でした。

また半分ほど飲み終わったころ、店員さんが近くにきて「飲み終わったあと、カウンターへ持ってきていただければお洗いしますよ」と声をかけていただきました。そういえば私は持ち帰るときのことをあんまりよく考えておらず、適当にカバンに入れて帰ればいいや、と思っていました。予期していませんでしたが、これは大変ありがたかったです。カバンの中でフラペチーノの残りカスを散乱させるところでした。さすがスタバは気が利いています。

店員さんの丁寧な提案に感謝します

飲んだあとのグラスを洗ってもらう

飲み終わったので、店員さんに勧められたように飲み終わったジョッキをカウンターへ持っていきました。「これ、洗っていただけますか」と。私はスタバでマイカップを持って飲むなんて初めてで、もちろんそれをカウンターに持っていて洗ってもらうのも初めてなので、少し緊張していたと思います。

その雰囲気を感じ取ったのか、受け取った店員さんが不安な顔をしました。「え、これ洗うんですか?」というような顔です。でも当然だと思います。まさかビアジョッキを持ってくるやつなんてそういないでしょうから、きっと「こいつはどこからジョッキを持ってきたんだ」と思ったに違いありません。私だったらそう思います。しかもキャラメルフラペチーノを飲み終わったあとのジョッキは微妙に泡っぽいのが残っていて、まるでビールでも飲み終わったかのような見た目なので、余計に警戒させたのかもしれません。

飲み終わったあとのジョッキ

少し微妙な間があったあと、奥から注文を受け付けてくれた店員さんが少々小走り気味にやってきてくれて「お飲みになったのですね。すぐ洗います。少々お待ち下さい」とフォローしていただけました。ホッとしました。不審者扱いされるところでした。スタバの店員さんのホスピタリティには頭が上がりません。

洗い終わったあとのジョッキは丁寧に拭かれて返していただけました。お湯で洗ってもらったのか、少しぬくもりがあってよかったです(当時は 12 月で普通に寒かったし……)。

スタバはビアジョッキでも注いでくれる

ドリンクをお供に写真合成の仕事をしている様子

スタバにタンブラーではなく、マイジョッキを持っていっても親切にしてくれることがわかりました。みなさんもマイジョッキでサステナビリティな社会を目指しましょう

スタバでマイジョッキの発想の原点

実はスタバへマイジョッキを持っていく構想は、かつて大学一年生のときのイベントを思い出したからでした。

私がいた北海道大学の恵迪寮では 4 月の新歓企画の中で「駅伝」というイベントがありました(2010 年の話)。そのイベントは「駅伝」であるので、チームで「タスキ」を回すのですが、各人が「お題」をこなさないとタスキが次に回せないルールになっていました。私のチームのある人の順番が回ってきたとき、その人は酒器であるマスを渡されて「これでスタバでマイカップとしてコーヒーを買ってこい」というものでした。ちっちゃい一合枡なみなみとコーヒーが注がれているのを見たことがあります。これはそれを思い出しながらジョッキで試してみた話です。

これは「恵迪」の焼印を入れたマス。

(ちなみに当時、私に課されたお題は「コンビニでおでんを買って、店員にアーンしてもらう」でした。)

食事の話といえば

事あるごとに食べ物で何かチャレンジしたりしてます。例えば記事「生誕1万日記念にポッキー1万本食べようとした話」もご覧ください。