大寒波が来るというのでジーパンを水に浸して凍らせて「自立ジーパン」を作った話

2020年12月31日北海道frozenpants,ジーパン,冬,北海道大学

2020 年もいよいよ終わり、2021 年がこようとしています。そんな年末、天気予報では数日前から日本全国で大寒波がくると予報されており、実際、12 月 30 日の夜は札幌でもマイナス 13 ℃程度となっていました。

寒くなるならジーパンを凍らせよう

この日は外を出歩くとたしかに寒く、久々に「鼻毛が凍る」ような寒さだなあと思ったわけですが、「鼻毛が凍るような寒さ」で思い出したのが「凍った自立ジーパン」です。

凍ったジーパン、ウェブをちょっと漁ると、#FrozenPants のハッシュタグで流行ったのは 2016 年ごろのようです。（参考 : 【真冬の新しい遊び】デニムを凍らせて立たせる「フローズンパンツ」がSNSを通じて世界中で流行ってるらしいゾ – Pouch）

せっかく気温が下がるなら自分も凍らせてみたい、そう思いたち、ちょっと破けているけどまあ履けなくもないから適当にとっておいたボロジーパンを早速湯船で水に浸してみました。何でもいいけど今どきは「デニムパンツ」って呼ぶべきなんですかね？

まずはジーパンを水攻めに

水（手が冷たいから途中でちょっとお湯にした）に浸したのは数分程度で、湯船に入れて浸るぐらいで適当に吸わせただけです。ジーパンは厚めの生地で水を吸ってちょっと重たくなるし、絞るのもめんどくさいのであまり絞らなかったのでちょっと外に持ち出すのは面倒でした。（ちなみにこれはイオンで買ったトップバリュジーパンです）

このとき外気温は約マイナス 13 ℃、ちょっと長居するには凍える気温なので、きちんと防寒して出ます。凍らせるために多少動き回るので、耳あてもすべきだったなと少し後悔しました。手袋はしていました。ジーパンが濡れて冷たいので。

外で濡れジーパンを振り回す

外に持ち出して数分、水でペタペタのジーパンは少し重たく平ぺったいので、ちゃんと自立するような形で膨らませて凍らせることができるのか心配でした。それでも「何とかなるかな」と思って適当に持って振り回したりしてみました。ジャイアントスイングよろしく、持ってグルグルして目を回したりしました。

実際にはそこまで頑張らずともマイナス 13 ℃のおかげで、10 分もしないうちにジーパンは凍りだします。少し凍ると整形しやすくなって、少し押さえれば自立できそうな形につくることができました。ちなみにチャックは予め閉めておいた方がいいと思います。私は予期して閉めておいたのでわかりませんが、固まってから閉めるのはめんどくさそうな気がします。

せっかく自立してくれたので、そのまま外で朝まで放置してみました。まだちょっとクタっていたので、どうなるか楽しみにして眠ることにしました。午前 1 時でもう眠かったし。

凍ったジーパンは叩くと鳴る

朝、整形したジーパンはそこに立っていました。見事に自立を果たしています。せっかくジーパンが固まったのでその硬さを確かめてみることにしました。近場の壁にちょっと打ち付けてみます。

ゴンッ！ゴンッ！

結構いい音が鳴って笑いました。流石に釘は打てそうにないですが、いい硬さをしています。そういう楽器だと言われればそんな気さえします。

せっかくできたので色々写真撮影もしてみました。撮った写真はまた編集して別記事でまとめようと思います。

1 時間ぐらいかけて北大構内の何箇所かで写真を撮って遊んでいたのですが、12/31 の札幌の日中は意外と暖かく、凍ったのが溶けてしまって、ジーパンは自立できなくなってしまいました。

ちなみに「大志を抱いて」の石碑については次の記事「雪で石碑の字を埋めると視認性が上がってよく見える話」でも紹介しています。

このあと学内を流れているサクシュコトニ川の水を使って多少復活したのですが、その話についても別の記事にまとめます。

凍ったジーパンを放り投げてみる

せっかくなので北大構内で試しに放り投げてみました。とりあえず手元のスマホでスロー撮影ができたので 1/8 で動画を撮っています。

固まったままの足がグルグル回りながら跳ぶ光景はなかなかみられません。普通はヘタってしまうはずですからね。ただ前述のように 12/31 の札幌は意外と暖かく、少し溶けてしまったあと再凝固させて動画を撮ったのでちょっと柔らかくなっています。

まとめ

凍結自立ジーパンは意外と簡単にできます。今回はマイナス 13 ℃でしたが、30 分ぐらい寒さに耐えられるならマイナス 1 桁℃ぐらいでもなんとかなるような雰囲気がします。ぜひみなさんもやってみましょう。いろんな人に驚いてもらえて面白いですよ。

寒い、といえば、以下の「窓際冷蔵庫」の記事もオススメです。