キリンガラナのデザインが変わってショックだった話

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ガラナ (Guaraná) 飲料」はブラジルではコーラと同じぐらいメジャーなジュースです。日本では 1958 年にコカコーラに対抗するために開発されました。特にコカコーラの製造が遅れていた北海道ではコーラより先に広く普及したためか、今日では「北海道限定商品」として多くの人に愛されています。

これは群馬県大泉町のブラジル人街で見た本場のガラナドリンク。

北海道内では大きく「コアップガラナ」と「キリンガラナ[1]かつては「メッツガラナ」という名称だったらしい。」の 2 種類が量販店でよく売っており、入手が容易で人気です。それぞれ味が違うので「小アップ派とキリン派どっちなのか」という話で盛り上がったりします[2]「きのこ」対「たけのこ」みたいなもんかもしれません。

北海道大学は半数以上の学生が北海道外出身のためか、大学に入って初めて「ガラナ」を飲む人も少なくありません。私もその一人でした。

北海道大学内の自販機では「キリンガラナ」が多く売っていることもあるのか、私を含め北海道外からきて初めてガラナを飲む多くの北大生は「キリンガラナ」好きが多い印象があります。

これは 2011 年にスキーリゾートトマムの自販機で撮った写真。増税前のリゾート価格。

また研究室ではガラナはとても人気です。カフェインの含有量が多いこともあって、今のようにレッドブルやモンスターなどのエナジードリンクが流行る前は多くの人がコーヒーなどのようにカフェインを求めて飲んでいた記憶があります。私の修士論文でお世話になった教員も大好きでよく机の上に転がっていたのを覚えています。

キリンガラナのデザイン変更

多くの人に愛されているキリンガラナですが、2018 年 6 月にデザインが変更されました。

左が新デザイン、右が旧デザイン。

赤と黒を基調としたデザインなのは変わらないのですが、全体的にすっきりしたような気がします。個人的には旧デザインの金の縁取りが目立ってよかったと思うのでちょっと残念でした。

ガラナの実が少し大きくなったのと、北海道のシルエットともに「北海道限定」の文字が目立つように変更されているように感じます。ガラナは北海道土産として売られることも多いので強調したかったのかもしれません。

実際、本州のデパートなどでよく開かれる北海道物産展などでもガラナ飲料はよく売られているのを見かけますが、大抵は「コアップガラナ」が置いてある気がします。そこを狙っていたのかもしれません。

私もたまにお土産としてガラナを買っていきますが、前述のように意外と「キリンガラナ」が手に入らないことも多いので、大学 OB 向けにあえてキリンガラナを買っていくこともあります。結構よろこばれます。

もう売られなくなった 500 mL 缶

上記写真はキリンガラナの 500 mL サイズの缶ですが、2019 年には製造中止になってしまいました。残念。

これは Twitter 上で見つけた情報ですが、イオン苗穂店での張り紙です。

キリンガラナ 500ml 缶は 2019 年で生産終了。
発売してから 26 年、お客様に愛されながら生産終了となります。
キリンガラナの 500ml 缶をイオン苗穂店で購入できるのは在庫限り。
500ml 缶のキリンガラナをイオン苗穂店で飲めるのは今だけ!
青春時代の思い出をありがとう!生産終了直後に大量に仕入れました。
キリンガラナ 500ml 缶をイオン苗穂店で買って
最後に家族で味わって飲みましょう!
もうお目にかかれないかもしれないので、この機会にぜひ!

(キリンガラナ 500ml ペットボトルは
 引き続き販売しておりますので
 これからもご愛飲よろしくお願いいたします。)

2020 年 イオン苗穂店店内 POP より

やたら「イオン苗穂店」が強調されていますが、店舗独自制作の POP だったのでしょうか……。「青春時代の思い出をありがとう」というコメントが心に来ます。

現在ではボトルタイプの 350 mL 缶か、ペットボトルの 500 mL しかありません。個人的にはペットボトルよりも缶ガラナの方が炭酸が強くて好みだったのですが……。飲み口の素材の問題もありますが、コーラでもペットボトルより缶、缶より瓶の方がいいという方もいますよね。

もう 500 mL サイズはペットボトルでしか楽しめなくなりましたが、みなさまもいかがでしょうか。私は好きですよ。

北海道限定飲料といえば

私はサッポロクラシックも好きです。

脚注

脚注
1かつては「メッツガラナ」という名称だったらしい。
2「きのこ」対「たけのこ」みたいなもんかもしれません。