2021年 北大生協「きぼうの虹」フォトコンテストで入賞した話

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大学生協主催のフォトコンテストで入賞したのでそのことを記録しておきます。

きぼうの虹 No.395より

「きぼうの虹」フォトコンテスト

「きぼうの虹」は大学生協の教職員委員会によって発行されている機関紙です。年 6 回、偶数月の初めに発行されていて、活動報告をはじめとして様々な記事が載っています。北大生協のページによれば毎回 6,000 部発行され、教職員や院生組合員向けに配布される他、生協食堂などに配置されています。

数年前から「フォトコンテスト」を毎年企画しており、大抵 6 月ごろの一ヶ月間で写真を募集し、8 月号に発表するというスケジュールで行われておりました。

昨年、2020 年は新型コロナウイルスの影響で開催が見送りとなりましたが、2021 年は募集期間を 7 月頭から 8 月末までの 2 ヶ月間と伸ばした上で第 8 回として開催されました(きぼうの虹 No. 394(PDF ファイル))。

実のところ、開催は知っていたものの、応募する気はあんまりなかったのですが、私の写真が好きだというファン第一号の方(?)にオススメされたので応募してみることにしたのでした。

2021 年のテーマは『「北大百景2021」~魅力発見 × 再発見~』というものだったので、北大構内で撮ったポプラ並木を提出したのです。

特選「秋の疾風に聳ゆ」

2021 年 10 月 1 日にメールで連絡いただき、見事特選をいただきました。作品はこれです。

IMG 5045
秋の疾風に聳ゆ

「北大の秋の終わり、色づいたポプラは風になびき、ひたひたと冬の気配が迫る。」とコメントをつけさせていただきました。

発表があった「きぼうの虹 No. 395(PDF ファイル)」によれば、今回の応募数は過去最多の 71 点だったそうです。その中で特選に選んで頂いたのはありがたいことです。

また以下のような講評を頂戴しました。(一部抜粋)

今回の特選作品は北海道大学の四季が凝縮されており、その雄大さを感じます。この景色の前でその開放感を味わい、北大の空気を胸いっぱい吸い込んで深呼吸をしてみたい、そんな気持ちにさせてもらいました。北大の風景が今まさに変わろうとする瞬間を見事にとらえた作品です。

北大生協 教職員委員会 機関誌「きぼうの虹」 No. 395

「北大の四季が凝縮されている」という講評をいただき、うれしく思います。

他にも各委員会賞として 5 点選出されており、北大生協の Web ページにあるきぼうの虹 No.365 本誌(PDF)で確認することができます。私はタイトル「プリケツ」の作品が好きです。

作品タイトルの元ネタ

この作品のタイトル「秋の疾風に聳ゆ」ですが、実はこれは元ネタがあります。北海道大学恵迪寮の昭和 59 年度寮歌「雪の白さに」の 4 番の歌い出しそのままです。

1番
雪の白さに映ゆる我等が恵迪寮
吹雪逆巻く日もあれど
正義の迪を見定めて
真実求むは風の教へなり

2番
土の黒さに萌ゆる新たな芽が一つ
雨風寒さに怯ゆるとも
宴討論酔ひしれて
恵迪に根づくは土の教へなり

3番
空の青さに育つみんなの自治意識
熱風日干の害あれど
理想高く足は大地につきて
汗を流すは陽の教へなり

4番
秋の疾風に聳ゆ大きな林檎の木
頂上の実が墜つるとも
その精神もて糧として
自律目指すは生命の教へなり

昭和五十九年度寮歌 「雪の白さに」濱田和雄君 作歌 青木毅君 作曲

元の歌では「林檎の木」と続くのですが、写真はポプラなので勝手にその前で止めています。この曲は少しアップテンポで歌いやすいものではあるのですが、その歌の意味するところは色々複雑です。

この歌は恵迪寮が 2 代目の木造から 3 代目の鉄筋コンクリートの建物に移ったばかりのころ、大学当局と色々と揉めていたときにできた歌です。「頂上(いただき)の実が墜つるとも」というのは、大学当局とのやりとりの中で自殺した当時の寮長のことを表していると聞いています。最後の「生命の教へなり」というフレーズは正にそういうことです。生命の下に自律、すなわち自治を志して行こうという気持ちが歌われていると思います。

もちろん、写真で表現しようとした北大の風景とこの歌の内容はあまりあっているとは思っていません。ただ、フォトコンテスト応募にあたり、少し寮歌の要素を入れてみたかったので拝借させていただきました。ちょっと無理やり過ぎたかもしれません。

また写真に寄せたコメントで「ひたひたと冬の気配が迫る」なんて書きましたが、これも昭和22年寮歌「暁の渚離りて」の歌詞を意識しています。普段の私は「ひたひた」なんて言葉そうそう使いません。

これらの北海道大学恵迪寮の寮歌は明治 40 年から現在の令和に至ってもなお、毎年新しく寮歌が作られ、増え続けています。スマホアプリもあるので興味のある方は「北大 寮歌集」で調べてみてください。

フォトコンテストといえば

2021 年 2 月にも民族共生象徴空間 ウポポイで行われたフォトコンテストで準グランプリ賞を受賞しました。「ウポポイフォトコンテストで準グランプリをとった話」の記事もご覧ください。こちらは 5 万円分の旅行券をもらいました。

なお、今回の入賞した写真は Adobe Stock サービスで販売もしています。

映り込む北海道大学ポプラ並木