ワニの肉を札幌で食べる「内臓天国」に行った話

お役立ち情報,レビュー,北海道,札幌,飲食店札幌,焼き肉,飲食店

ワニの肉が食えるらしい」という話を聞きつけて JR 札幌駅から歩いて 10 分ぐらいのところにある焼肉屋「内臓天国」に行きました。

絶妙なタッチのイラストが入った店の看板

札幌駅から少し離れ、区画の中通りに入り込んでいくビルの地下に入り口があります。ビルの周りは全然お店がある雰囲気ではないので「本当にこんなところに店だしてるのか?」と一瞬不安になったりしましたが、ちゃんと入り口があります(多少わかりにくかったが)。

店の入口ドアが業務用冷蔵庫でちょっと面白かった

中はそこまで大きくない焼肉屋といった感じ。あまりよく見ませんでしたが、ひょっとしたら店の奥の方に座敷もあるのかな?という雰囲気ではありました。

珍肉メニュー

メニューを眺めるとたしかにちょっと珍しい種類の肉が並んでいます。「ワニ」「カンガルー」「ダチョウ」「カエル」「イノシシ」「ウサギ」「ウズラ」……。とりあえず「本日の珍肉盛り合わせ」(税別 2,800 円)の中身を店員に尋ね、それならいいな、ということで注文しました。

段々で出てきた珍肉

写真の段の上から順に「ダチョウ」「カンガルー」「ウサギ」「カエル」です(「走る、跳ぶ、跳ぶ、跳ぶ」と覚えた)。「カエル」は北大祭でも売ってるので食べたことがあったし、「ダチョウ」も鹿追の道の駅で「ダチョウジャーキー」を食べたことがあったのですが、「カンガルー」と「ウサギ」は初めてです。

これはハサミで分解したカエル肉を焼いている様子
それぞれの肉の感想

  • ダチョウ:結構ジューシー。しっかり歯ごたえも旨味もある。
  • カンガルー:ダチョウと似ていてジューシーさがある。というか黙って食わされたらダチョウもカンガルーも区別できないと思う。
  • ウサギ:あっさりと淡白な味。鶏肉っぽいとはよく言われるが、たしかに胸肉のような感じがある。
  • カエル:これもさっぱりした味。脂身のあまりない鶏肉。ササミっぽさがある。

それぞれ塩コショウでしっかりと味が付けられているので、多少ごまかされているところもあるかもしれない。

どの肉もいわゆる冷凍品だと思うのですが、カエルだけすこし凍ったままで出てきたので少し残念でしたが、面白い肉を食べた、という満足感は十分得ることができました。


さてお待ちかねの「ワニ」を注文します。今回はとりあえず「ワニ手」を頼んでみました。

ワニ手

これはなかなかにワニです。イメージそのものです。わざわざ手のところを皮付きで出してくる演出がよいですね。

どうでもいいけど、本当はワニ革のバッグかなにかと一緒にワニ肉を食うというギャグをやりたかったんですが、そんな高級品は私は持ってないので諦めました。

とりあえずお手々そのまま焼いて、4 人で切り分けて食べました。味はこれまたあっさりしていて脂身の少ない鶏肉といった感じです。(多少酒も入っていて味の感覚が怪しかったと思うけど)美味いかどうか、というより、「ワニを食ったぞ」という事実で十分満足しました。

せっかくなのでワニと握手して記念撮影しました。
なんかサイコパスっぽい。

ここで「鹿肉も食べたい」という話になり、「蝦夷鹿肉盛り合わせ」(税別 1,680 円)も注文。

蝦夷鹿肉盛り合わせ

これは「ロース」「モモ」「骨付きバラ」です。まあ鹿肉は美味しいですからね。しっかりと歯ごたえがあり、正にジビエといった感じです。


「内臓天国」は面白肉の他に、2,000 円の飲み放題がプレモル、黒プレモル、そこそこの日本酒が含まれていて、普通に酒を飲むとしても十分よいラインナップでした。おすすめです。

公式サイト:内臓天国